実数解の存在が隠れた範囲を決める
確定した大小関係は、条件が許すすべての値で成り立つ必要があります。すべての条件を合わせて読みましょう。方程式内のパラメータが自由にどんな値でも取れるとは限りません。
xとaが実数で、、とします。平方完成するとです。xは3と異なるので左辺は正です。したがってであり、許されるすべての解で数量Aの方が大きくなります。
という制限を外すと、とも許されます。範囲はとなり、等号の場合を別に確かめる必要があります。
範囲だけですべての比較は決まらない
xとaは引き続き実数でですが、今度はも許します。aと8を比べましょう。という範囲だけでは、この比較は決まりません。
なら方程式から、ならです。両方の例でAがBより大きくなります。これは起こり得る場合を示すだけで、必ずそうなることを示してはいません。
なら同じ方程式からです。この有効な場合では大小関係が逆になります。したがって関係を決められません。2つの例が一致しても、証明や反例を探す必要はなくなりません。
絶対値の不等式で等号の場合を確かめる
xとyを実数とし、とします。それぞれの絶対値の和と、和の絶対値を比べましょう。
、と置きます。ずらした両値は0ではありませんが、条件から符号は分かりません。異符号の組と同符号の組を比べましょう。両方で同じ関係が成り立ちますか?
やってみよう
xとyが実数でのとき、とを比べましょう。
- 数量Aの方が常に大きい
- 関係を決められない
答えを見る
関係を決められない
ではです。ではです。どちらの組も積が0でない条件を満たします。Aは常にB以上です。ある場合には大きく、別の場合には等しくなるため、関係を決められません。
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